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最新記事【2006年05月24日】



 これは、最も最近買ったレンズで、種類としてはマクロレンズになります。なんといってもマクロレンズとしては初のVR=手ブレ補正機能付きマクロレンズなのです。

 すでにマクロ用レンズは60mmの「Ai AF Micro Nikkor 60mm F2.8D」を持っていて、水中撮影にも使用してます。水中でメインで使用しているカメラNikon D70に付けると1.5倍相当で90mmの焦点距離で、銀塩時代の105mmにかなり近い感じなのでちょうどよいかな?と思ってましたが、いざ使ってみるとハゼなど、なかなか寄れない魚とかは難しい。もちろん選択肢として105mmの「Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D」というのも(現在メーカー在庫は終了したらしい)あったが、ワザワザ購入して使うほど水中でのマクロ撮影もしないしなぁ、と思ってた矢先。VR付きの105mmマクロ発表!VR300mmの時と同じようにコレコレコレ!!と目が輝いたしだいです。

 VRもVRUとバージョンアップし、VR300mmと同じくナノクリスタルコート!。オートフォーカスでの撮影中でもマニュアル優先オートフォーカスが使える(オートであわせてフォーカスリングでマニュアル調整可能)と物欲爆発の一品でした。

 ということで、今回もマップカメラに注文。基本的に安いし、ショッピングクレジットは12回払いまで金利0%なので支払い負担も気にせずに即決でした。

 さて、これを水中に持ち込むとなると問題が。それは水中でマニュアルフォーカスをするためのギアが必要になることです。

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 水中で使うにはレンズ付きのカメラをハウジングと呼ばれる容器に入れて、各レンズの長さや画各に合わせたレンズポートを組み合わせ、フォーカスリングを操作する場合は、それぞれのレンズ専用のフォーカスギアをレンズに取り付けて、ハウジング又はレンズポートについているノブを回して間接的に操作する方法を使います。




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 60mmマクロにフォーカスギアとマニュアル/オート切り替えギアを取り付けるとこんな感じです。




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 実は以前、シグマの12-24mmのズーム操作用にズーム用ギアを60mmマクロのギアをシリコン型取りしてキャスト複製した後、レンズの径に合わせて加工、作成した経緯があり、今回も同じように作れば良いと安易に考えていました。

 しかし、スペックでは判っていたのですが、このVR105mmはレンズ系が大きいのです。12-24mmのズームもかなり太かったのですが、それよりもさらに太く、リング状のギアは作成不能と判断。




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 ならば、レンズに付けるギアではなく、レンズポートのノブに固定されているギアを複製して、うまい事直接レンズのフォーカスリングに接して回せるようにすればいいじゃん!ってことで、外したノブのギアにその辺に転がっていたポリパーツや粘土を盛って(接触部分のおおまかな型を取るため)、それを原型にしてシリコン型を作成。キャストで複製してあとはヤスリで削って完成。
 ※写真は、左の白いのがシリコン型、真ん中が、型を元にキャスト成型したギア、右の黒いのが取り外したオリジナルのギア




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 ポートに付けてみて何度も調整のために削ってを繰り返し。やっとVR105mmが水中でも使えるようになりました。
 ※写真の白い部分が交換したギア(キャスト成型物)




 さっそくゴールデンウィークにサイパン持ち込んで使ってみました。
 水中でのVRの効果はいかほどかというと。105mmの1.5倍、約150mmのレンズを使っているとは思えないほどブレは軽減されファインダーが見やすかったです。

 マニュアル優先オートフォーカスもすこぶる快調で、60mmの時はオートとマニュアルをノブを回しての切り替えが手間だった事を考えると正に天国です。

 ※写真は、オドリハゼ。1/60s F8.0 VR105mm ストロボ2灯

ぴぃDiveブログ

ダイビングや、それにまつわるグッズや書籍、カメラなどの撮影機材、旅行情報などを発信してます。 「マジュロを愛する会」代表幹事をしてますので、マジュロをはじめとするミクロネシアの情報にもご期待ください。 BSデジタル放送局のBS-i『BLOG@GIRLS』で紹介されました。