「紺水の惑星」鍵井靖章 写真展
以前、情熱大陸「鍵井靖章」の記事で紹介していた写真展、『「紺水の惑星」〜EOS 5D&PIXUS Pro9000 Special Selection〜』が、ぴぃの地元、名古屋で本日から開催されたので行って来ました。
「紺水の惑星」〜EOS 5D&PIXUS Pro9000 Special Selection〜
・銀座:9月14日(木)〜9月20日(水)
・梅田:9月14日(木)〜9月20日(水)
・仙台:10月10日(火)〜10月20日(金)
・札幌:10月30日(月)〜11月10日(金)
・名古屋:11月16日(木)〜11月29日(水)
・福岡:11月27日(月)〜12月 8日(金)
ということで、実は残るは今日から開始している名古屋と、福岡だけ。
各地のキヤノンギャラリーで見ることができます(無料です)。
サブタイトルに「EOS 5D&PIXUS Pro9000 Special Selection」とあるように、キヤノンのデジタルカメラEOS 5Dで撮ったものを、同社のプリンタPIXUS Pro9000で出力したものの展示になっています。
デジタルカメラEOS 5Dは、昨年(2005年)の9月28日に発売された、35mmフルサイズで約1280万画素CMOSセンサーを搭載したデジタル一眼カメラ。何が凄いって、「35mmフルサイズ」なので、35mmフィルムの一眼レフカメラと同じサイズという意味。今一般に発売されているデジタル一眼はセンサーのサイズがAPS-HやAPS-Cといった小さいサイズを使っているので、写る部分も小さくなっているのです。
詳しいことを書くと、難しくなってしまうので簡単に何が凄いか。それは同じレンズなら、より広い範囲が撮れるってことです。そしてフィルムの一眼レフカメラと同じ感覚で撮れるといったところでしょう。
そしてプリンタのPIXUS Pro9000は、今年(2006年)の9月29日に発売されたばたりのA3ノビ/半切サイズ対応、8色染料インク全弾2pl&4800dpiといった写真プリント向けの最新プリンターです。
この二つのデジタル機器を使った作品展示でしたので、A3ノビ(だと思う)で印刷した作品がずらりと並んでいました。
近づいてプリント品質(フィルムの粒子感など)を気にして見なければ...いや、市販プリンターで出力したのを知ってるから判るものの、何も言われなければ気付かないかも。展示物として眺めるのには十分な品質です。
自分は一眼デジカメはニコンのD70とD2X、プリンターはA3ノビ対応8色顔料インクのエプソンPX-G5000を使ってますので、全然キヤノン党ではないのですが、同じものを同じ条件で印刷して見比べるわけではないので、PIXUS Pro9000自体が如何程の実力なのかまでは?でした。(まぁ、写真展なのでねっ)
で、A3ノビ/半切サイズといった限られた用紙サイズでどのような展示をするかと言えば、縦二枚横二枚張り合わせで大きい一枚にした作品や、似たく4枚を上手いこと万華鏡のように回転させた作品など、魅せ方(見せ方ねっ)に一工夫あって良かったです。
気に入った作品について写真つきでコメントを載せれるといいんだけど...まぁ写真展の作品は撮影できないので、実際に足を運んでもらって見てもらうしかないのですが。
まぁ、文字で説明するのは非常に難しいけど一番よかったのは、何grouperだったかは忘れたけど、ハタの顔の写真。
鍵井さんの作品は、魚の模様の一部の作品とか、かなり大胆に切り取った作品が多いので、もちろんそういった作品にも魅せられましたが、何と言ってもハタの顔の写真はライティングが良かった。
水中は基本的に暗いので、ストロボを二つ使い、カメラからそれぞれ長いアームでストロボを取り付ける。そのアームの位置でライティングをすることになるのだけど、そりゃなかなか難しい。一つのストロボは水中で失われた色を出し、もう一つのストロボで影を弱めるとかいろいろやり方はある。
もちろん撮影する相手は、自然の生き物。地上で動かないものにライトの当て方を工夫して撮るのとは一味も二味も違う。一瞬一瞬違った条件なのでかなり難しい。そんな中で、見事な立体感のあるライティング。思わず「おぉ、こういったのいい!!」と心の中で叫んだ。(まぁ夕方の閉館前で、自分一人しか居なかったので、実際つぶやいてましたけど(笑))
あとは...そうそう今年の6月だったかな、鍵井さんがマーシャル諸島(マジュロ)に5D持って撮影に行ったは。その時サンゴの月光撮影をした話を聞いてたので、その関係の写真展示を期待して見に行きました。
実際一枚あって、幻想的な良い写真だった。ただ...『撮影地 マーシャル環礁』はダメだよ。マーシャル諸島(国名)のマジュロ環礁(環礁名)が変にくつっいてるから(笑)。
一番上の写真は、ご自由にお持ちくださいと書いてあり、とり放題だった「ポストカード」です。
●キヤノンギャラリー
http://cweb.canon.jp/camera/gallery/index.html
●WEB-LUE
http://www.web-lue.com/
★水中写真家の越智隆治さん・鍵井靖章さんのウェブマガジン
●Beneath Designs
http://kagii.jp/
★鍵井靖章さん公式ウェブサイト
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