【2003年8月8日】 【9日】 【10日】 【11日】 【12日】 【13日】 【14日】 【15日】 【16日】 【17日】

2003年8月9日(土) グァム出発、一路マジュロへ

日付が変わってグァムには予定より30分ほど早く、深夜0:30ぐらいに到着しました。マジュロ行きのCO956便は朝8:20出発、30分早く着くのはいいのだが...30分待ち時間が長くなっただけという話も。

グァムではトランジット(乗り継ぎ ),入国を問わずイミグレーション(入国審査)を行う必要があります。観光で渡米される方にはおなじみのI−94W(米国出入国カード)に記入して(違いは、乗り継ぎの時は滞在地にTRANSITと書くことぐらいでしょうか)その半券を乗り継ぎの航空券に止めてもらいハンコを押してもらわないと、乗り継ぎ便の搭乗時にチェックされ、イミグレに行けと言われるので要注意です。この辺は去年のポナペ行きでもやってるので承知の範囲。ちなみに入国しないので税関書類は不要です。

ぴぃはというと、グァム行きでは機内で一切この手の書類には記入しません。到着したらすぐに喫煙コーナーに行ってそこで書きます。「どうせイミグレは長蛇の列になるし...」というのが理由で、一服しながら書類を書いてちょうど人が捌けていい感じの人数に減ってるといったところでしょうか。

のんびり入国審査を終わってもまだ7時間ほども時間が...入国して一泊するのもいいけどホテルにいられる時間は、せいぜい4〜5時間。無料航空券利用で安く上げようと企んでいるので勿論空港で待機。

にしても暇、暇、暇。グァムの空港は午前3時とかの便もへっちゃらにあるので、店は大概開いてる。寝るにしてもグァムまで乗ってきた機内では、仕事の疲れやらでワイン飲んでほぼ爆睡。静かそうな場所の向かい合わせベンチを近づけて足を伸ばして持参したノートパソコン(VAIO-TR)で映画鑑賞〜。そういえば成田行きや関空行きの便が台風10号の影響で出発が遅れますとさかんに放送してました。

映画も見終わり少し眠くなったので仮眠。気付くと5時半、一服して搭乗ゲート付近 へ移動、ほどなく搭乗開始。座席に着いて写真を撮った。結構いい天気で風もなさそう〜。これからグアムを出発してチューク,クワジェリンを経由していよいよ夕方にはマジュロ入りだ!

2003年8月9日(土) 最初の経由地、チューク到着

ほぼ定刻どおりグァムを出発、軽い朝食が出て1時間少々でチュークへ到着。

チュークは滑走路の周りが基本的に海で、海面に着陸する勢いで降下していきなり滑走路にタッチダウン、なかなかスリル満点です。

チュークはご覧の通り、たまに雨が降ったりして天気が悪かったです。でも今回は1度で着陸できました。去年のポナペ行きでは天候も悪く夜の着陸でタッチ・アンド・ゴーをしたりとハラハラだっただけに無事着陸できてホッと一安心。

どう考えてもチュークの滑走路はB737が離着陸できる最短の長さだと思う...。確か石垣島の空港が1500mしかないのにB737が就航してるけど、それより短かったりして。

さてチュークも無事出発して1時間少々経ったぐらいでしょうか、機内放送でポナペが見えますという放送。

「おーポナペだぁ...懐かしい」ってことで眼下にはポナペのラグーンが見えてきました。

ここポナペは堡礁(ほしょう)と呼ばれるサンゴ礁の島で、火山島が次第に沈降する過程で裾礁(きょしょう,フリンジング・リーフ)→堡礁(ほしょう,バリア・リーフ)→環礁(かんしょう,アトール)と変化していくのですが、中央の火山島の周りにラグーン(礁湖)をはさんでサンゴが広がる地形になっています。
白く見えている部分がサンゴで出来た堡礁、下側が外洋で、上側が緑のラグーンを挟んで本島です。

場所は島の南西部分でダイビングポイントで言えば「ケーパラ」辺りでしょうか。
島が見えるということは...隣のアンツ環礁&パキン環礁が見えると思い、後のほうを見ると見えました。

こんな感じにリング状になっているのが「環礁」といわれる地形です。

上がパキン、下がアンツの環礁だと思います。昨年のポナペではアンツ環礁にも遠征に来たので懐かしかったです。「おーあそこがティップパッセージだ〜」と声には出さなかったですが一人心の中で叫んでいました。

ちなみに アンツ環礁まではポナペの中心地コロニアからボートで1時間ぐらいかかりますが、パキパキのサンゴとカラフルな魚の群れが凄く、海況がよければ行く価値十分!必見です。

2003年8月9日(土) 二つ目の経由地、クワジェリン到着

暇〜な機中でぼーっと寝たりしてると、現地時間で15時過ぎにクワジェリンに着陸しました。

さてこのクワジェリン、世界最大の環礁なのですが、一般人は飛行機からすら降りることが出来ないアメリカの基地となってます。

こんな太平洋の真ん中で何をしているかといえば、遠くアメリカ本土のカリフォルニア、バンデンバーグ空軍基地から発射されたミサイルが着水するポイントとのことで、弾道弾迎撃ミサイルのテストなどをしているそうで...。

しかし〜滑走路の隣はゴルフ場だったりして、暑い日差しの中軍関係者がゴルフを楽しんでいるのは妙な感じでした。

機内からこっそり撮影してますが、通常基地の風景は撮影禁止なので撮影してるのが見つかればフィルム没収とかされるのでしょうね。

さてクワジェリンで軍関係者の乗り降りが終わり最終目的地マジュロへもう一歩。

2003年8月9日(土) やっとマジュロ到着!(滞在一日目)

1時間少々のフライトで無事マジュロへ到着です。到着したらいきなり雨でしたが、飛行機を降りるころには雨もやんでました。

到着時間はほぼ定刻の17時ぐらい。これがポナペ,コスラエも止まる便だと19時着なので2時間早く着けた計算。

そうそう日本との時差は、グァムが日本より1時間早く、マジュロは3時間早いです。よって到着時間が17時なので、そのころ日本は14時って計算です。

「ようこそマジュロ環礁へ」ということでいよいよマーシャル諸島共和国へ入国です。

書類は出入国カードと税関申告書の記入が必要で、クワジェリン,マジュロ間で配布されたカードに記載しました。まずは入国審査で出入国カード,パスポート,帰りの航空券を見せて難なくパス。
預けていた荷物をピックアップして税関申告ですが、税関申告書だけ渡して何もしゃべらずあっけなくスルーでした。

そうそう、マーシャル諸島共和国の出入国カードと税関申告書ですが、やはりこれだけは国ごとに書式も記入項目も違うので、たまに難しい英単語が出てきたりすると困ってしまいますよねっ。だけど今回はホテルとダイビングの手配をしたマーシャル・アイランド・ツアーズ(e-MIT)のHPにサンプル記入例があったので、それを印刷して持っていったので楽勝でした。

到着ロビーにつくと現地ダイビングサービスの吉居さんがお迎えに来ていて、宿泊するホテルごとにホテルの送迎バンに荷物を載せて20分ぐらいで宿泊ホテルの「ロバートレイマーズホテル」に到着です。道中は環礁の島だけあって道はどこまでも一本道...比較的交通量が有るのにはちょっとビックリ。

ホテルの2Fのフロントでチェックイン、 キーをもらって、部屋はというと指を指されて"That's room."、そうフロントすぐの1号室。実はキーホルダーには何も書いてなく...3日目ぐらいに「301」と書かれた紙が張ってありました。その時まで何も考えずに1号室だと思って、フロントやレストランなどで部屋番号を聞かれるごとに「Room 1」って言ってたけど困ることは無かった...。

部屋に入って一通りチェックして、荷物がまだ部屋に来ないし暇なので、お土産を持ってダイビングサービスに明日からの挨拶に行くことにしました。
さてお土産ですが、事前にダイビングサービス「マーシャル・ダイブ・アドベンチャー」のHP の掲示板で「納豆」のポイントが高いということで、出発前にスーパーで購入して100円均一で買った保冷バックと保冷剤で完全防備した中に「納豆」をいれ、空港で買った「赤福」と共に持参しました。

ホテルから徒歩2分ぐらい、 小さい港の脇にダイビングサービスはあり、1階はタンクサービス,器材庫で2回が事務所。2階に上がってドアを開けるとログ付けの真っ最中、カウンターに居たスタッフの「圭子さん」にお土産を渡し挨拶。
と、そこには見覚えのある顔が。 そう、ここマジュロへ来るきっかけの一つともなった写真集「Marshall Is.」のプロカメラマン「越智 隆治」さんが!圭子さんに「あちらは越智さんですよね?」と一応確認し、圭子さんから「越智さんのファンがまた一人来られましたよ〜」と紹介していただきました。

実は出発前からマーシャルダイブアドベンチャーの掲示板や越智さんの掲示板に「ぴぃ」の名前で書き込みをしてまして、当然マジュロに行けば越智さんにも会えることは確認済み。しかも偶然越智さんHPに100000番というキリバンを踏んでいて、お好きな写真集をいただけるという栄冠もありで、「掲示板にも書いてたんですけど〜」ってことで勿論「誰?」って感じで会話が始まり、「ぴぃです」って答えたら....。
なんと越智さんは自分を女性だと思ってたらしく、そのギャップにちょっと爆笑。

明日の集合時間を再確認して、ランチの購入(レストランで前日に頼むか、ホテル前のスーパーで買うか...内容は、とか...) について聞いた後、部屋に戻りました。

部屋に戻ると荷物も届いていたので、ダイビング器材をメッシュバッグに詰め込みカメラ器材のセットアップと明日の準備。 一通り準備が出来たので明日のランチの下見と滞在中の飲み物や食材を仕入れにホテル前のスーパーへ買出し。
今日は土曜なので、明日の日曜はアルコール類の販売が無いのを知っていたのでワイン数本とコーラ1ダース!(安いからね〜1本55セント)とパンやらお菓子やらを購入。今日は大してお腹も減っていないので買った食材と日本から持ってきた食べ物の残りとワインで夕食は終わり。
なんだかんだで移動の疲れがあるし、日本での疲労感も溜まっているので明日からのダイビングに備えて休息だー。

【2003年8月8日】 【9日】 【10日】 【11日】 【12日】 【13日】 【14日】 【15日】 【16日】 【17日】

TOPへ
(マジュロ最新情報はブログで公開中)