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2003年8月10日(日) マジュロ(滞在二日目)

さて今日はダイビング初日、まずはランチを買いにスーパーへ。ボートに飲み物はあるとのことでサンドイッチ2個だけ買って$4.14、8時30分集合なので10分前ぐらいには到着。
到着の時にもらってた書類を提出し、最初は約1時間「マーシャル・サンゴ・スペシャリティー・コース」 の受講です。当日は確か7名、テーブルを囲んでスタッフの圭子さんの講義でした。
内容は
・マーシャル諸島について一般的な知識
・マーシャルをとりまく環境(海洋学入門編)
・サンゴについての一般的な知識
・ダイバーに求められる活動
ということで、説明を受けテキストの問いの項目に回答を穴埋めしながら進めるって感じでした。

このコースはマーシャルズ・ダイブ・アドベンチャーズのオリジナルコースでダイビングツアーに参加するゲスト全員が受講することになっていて、「サンゴ保護協力金」という形で一人$15かかります。しかし、内容はサンゴの保護や海の環境について関心をもてるようになっており、環境が破壊されてから取り組むのではなく、まだ破壊されていないマーシャルの海を大切にしていこうという姿勢が好感を持てます。

コース受講終了後、希望者にはPADIから”マーシャル・コーラルリーフ・ダイバー”のスペシャリティーダイバーの認定を受けることができ、申請用顔写真を持参するか現地で写真を撮ればコース申請代金はショップ負担で認定してくれるそうです。
そんなこんなでコースの受講も終わり、ボートに器材を詰め込みセッティング開始。
乗ったボートはトローリングができるフィッシィングボートで、他のもう一艇のダイビング専用ボートは到着前からマジュロに滞在していたゲストを乗せて出発していきました。

メンバーはコースを受講したメンバーにガイドとして圭子さんと剛さん、アルミの10Lタンクなのでウエイトはいつも5Kgだけど今回は4Kgでお願いしました。
国内はスチールで3Kg、アルミなので+2Kgといきたいところだったけど、最近どう考えてもオーバーウエイトでしんどい(ハゼ撮影とかで水底にへばりつくならまだしも..)ので1Kg減らしました。 まぁ最近5mmのウェットスーツも多少ペラペラになってきたし、撮影器材も若干重くなってきてるのでヘッチャラだろうって感じでした。

そうそう、ランチを持ってボートに乗るのだけど、ボートにはちゃんとクーラーボックスが常備されてて、暑い日ざしや腐ることを気にせずにフルーツでも何でも持ち込み可能です。

さて、マーシャルの海はどんな感じでしょうか?器材のセッティングも終わりボートは出港〜


ダイブNo:107 ポイント名:No2
潜水開始:11:11 潜水終了:12:06 潜水時間:54分 最大深度:14.9m 平均深度:8.8m
気温:31℃ 水温:29℃ 天候:晴れ 透明度:15〜m

さて港からボートで40分ぐらいでしょうか、インリーフのNo2というポイントに到着しました。最大水深や潜水時間、見どころなどのブリィーフィングをした後、水底集合と言うことでジャイアントでエントリー。

とりあえずカメラのチェックもかねて色々撮影。

今回はオリンパスのC4100-Zomm+PT010ハウジングに INONのワイコン(UWL-100)+マクロレンズ(UCL-165 M67)+D180ストロボにHIDライト(UK LIGHT CANNON 100 HID) と、マクロからワイド、暗闇対応のフル装備〜。(7月中に更なるワイド画角を狙ってドームレンズユニット for UWL-100を発注したが納品間に合わず...残念)

最初の魚の被写体は、ガイドの剛さんが見せてくれた真っ白なハダカハオコゼ。ここまで綺麗な真っ白な個体を見るのははじめてかも。

初日ということでカメラチェックやらダイビングの勘を取り戻す為に、ツンツン棒で引っ張り出して粘って撮影などは無し。なので結構適当な写真。
何でしょうこれは?

イシヨウジ2匹ですが...。

どこに?って感じだね。あのービニール紐みたいな2本が...
砂地を抜けて大きなサンゴの根に行くと、そこには生きの良いサンゴたちが。

見た目はって感じでは無いけど色々な珊瑚が群生してるのだけはわかります。
これは、アオヤガラの群れなんだけど...。

どこ?なんて言わないでねっ。細い棒みたいなのがアオヤガラです。10個体近くいたかなっ。
ちょっと深場で良く見られるサンゴ。何サンゴなのでしょう??
サンゴは全然わっかりましぇーん。

たぶん触ったらパリパリなのだと思いますが...環境保全のため触れてないので判りませ〜ん。

なんかこんなキノコがあったような...(何キノコかも判らないシクシク)。
さてサンゴ根の上の方はというと、すっごーい魚の群れです。

何が居るかというと...調べました。
ミスジリュウキュウスズメダイ、ソラスズメダイ、クジャクスズメダイ、スカシテンジクダイ...

小物群れ系がグッチャリッて感じっす。
わぁーサメが出たぁー!
サメと言っても、コバンザメ。どうもコバンザメはマジュロでは珍しいらしい(ガイドの剛さん談)。

この子は結構ガリガリで、大物のマンタやジンベイザメとかにくっついてないからやせちゃってるのでしょうか?

エキジットするまでずーっと自分たちの周りをくるくる回っていましたが、一つ発見したことが!
それは、 白いフィンが好きらしい。皆さん青や黄色や黒などさまざまな色のフィンの中で一番白がお気に入りだったみたいで、ずーっといつ張り付こうかと伺ってました(笑)。

浅瀬に戻ると小さいサンゴの根がとっても綺麗です。

サンゴというサンゴにはブルー系の魚 がイーッパイ。
サンゴをよく観察すると〜

こんなかわいいキイロサンゴハゼにも会えたりします。

よーく探してみましょうねっ。
最後にガイドの剛さんが見せてくれたのが、立派なテーブルサンゴの下でくつろぐ?ネズミフグでした。

一本目は特にチェックダイブということにはなっていませんでしたが、リーフ内のポイントで実質的にはチェックダイブだろうなぁ...と最初はそんな感じで思ってたけど、やはりマジュロまで潜りに来ているだけあって皆さんソコソコ大丈夫なスキルで楽しいファンダイブでした。

ただ少し困ったことに最後の5分ぐらいは、ちょっと頭痛がした...。

さて、最初のマジュロでのダイビング、確かに噂どおりサンゴは凄い。何が凄いって白化しているサンゴが無く、みんなパキパキで生きが良い!そして数もさることながら種類も多い。

汚れの無い砂の白さ、透き通った水、最高です。マジュロのリーフ内でこの状態なので、隣のアルノ環礁はさぞ凄いことだろう...。それに外洋はもっと凄いのかな?


ダイブNo:108 ポイント名:アクアリューム
潜水開始:13:40 潜水終了:14:19 潜水時間:39分 最大深度:19.8m 平均深度:14.6m
気温:32℃ 水温:28℃ 天候:晴れ 透明度:15〜m

ランチは1本目のインリーフの近くに移動して船上で日差しを浴びながら食べました。飲み物はクーラーボックスで冷やした水が飲めます。
ランチが済んだら、多少時間があるのでシュノーケリングで楽しんだり、島に上陸してみたりと遊ぶことも出来ます。

さてランチも済んで外洋に通じるチャネル、マジュロの大物系代表ポイントのアクアリュームが二本目です。

チャネルなどの流れがあるところは基本的にアンカリングは無しでドリフトダイビングです。ボートがダイバーを見失わないようにガイドがリールでブイを海面に曳航して移動します。

あっ書き忘れてたけど、エントリー前には水をコップに入れて配ってくれます。減圧症防止にも有効だし、何気にいいサービスだと思いました。

エントリーすると、まさにブルー・ウォーター・ダイビング!
気持ち良い〜っていうよりも、実はどこまでも青く正直気持ち悪かった

入った瞬間気持ちいいんだけど、ちょっと流されながら紺色の海に吸い込まれていく感じがなんとも気持ち悪い...。
たぶんこの感じが好きでたまらない人も多いと思うけど、正直ちと苦手です。

まぁそんなことは置いといてっ。移動を始めると遠くには銀色に群がる群れが!
うぉーバラクーダの群れじゃぁ! もっと近くに来い!って感じ。
寄ると逃げるので遠目の写真しか撮れなかったたけど、いきなり大満足。
写真でも尾びれが黒いのが判るかな?どうもブラックフィン・バラクーダって言うらしい。

ドロップ沿いに流していくとフエダイマダラタルミの群れなどが頻繁に見れます。
もちろんな魚もいたるところにいて、ぴぃの大好きなチョウチョウウオはいっぱい、このタテジマキンチャクダイなどのトロピカル熱帯魚系の魚は、何種類いるか判らないぐらいいました。
チョウチョウウオは大好きなので撮り始めたらキリが無いけど、日本では珍しいところで何気なくハクテンカタギをとってみたりして...。
さて、ドリフトでながされるのも一時中止して、ウォッチングポイントへ到着。軽い流れを受け止めながら岩をガッチリ掴んでチャネルに何か大物や群れが来ないかウォッチング開始。

と...待ってても中々来ないんですねー。その中で唯一撮ったのがこのイソマグロ?かな。
見たとたん「美味そう 〜」って思うのは自分だけじゃないよね?

が、しかーし岩にしがみついてる時はこんな悠長な事を言ってる場合じゃなかったのです。
頭痛が... 頭痛が... 頭痛がしてたまらなかった。
ウォッチングポイントを後に少しずつ浮上しながら...やっぱ頭痛い。
もともと普段でも体調が優れないと頭痛がしたり、いやな匂い系で頭痛がしたり、
水温が低かったり...波酔い?はたまた酸欠かと理由は色々考えられるのだけど、こればっかりは数回経験してるけどたまらない。気分も悪くなって吐き気もしてきたりして結構大変。

だけどなぜか気晴らしに???シャッター は切ってたりするけど、大したもの撮れないのよねーこういう時。

ぉーサンゴ、サンゴとか、気が紛れるだろうとこんなの撮ってみたりしてね。
こんな状況でも、なぜか追いかけてヤリカタギを撮ってみたりしてると、そろそろお時間のようで、リーフから離れて外洋方向に少々移動して安全停止して浮上。

全員浮上して近くに固まったのを確認して、ボートが接近。一人ずつボートに上がりました...。

が上がってからが超大変、頭痛い っ〜。しばらく死んでました...。ガイドの圭子さん、剛さん始め一緒に潜った皆さん御心配かけました。

「出発前に3本目行かれる方〜」の問いに、元気に返事してたのですが、撃沈です。おとなしく2本で止めました。

自己診断:日本での日々の疲れの蓄積+睡眠不足(当日の朝まで、ものもらいあり)+移動疲れ+ボートの排気による頭痛。


2本で上がるぴぃと他ゲスト少数は、そのままボートで港行き...。その他の人は途中で他のボートと落ち合って、そちらへ移動して3本目へ行きました。死にそうな感じの中、3本目のもう一艇に手を振りお別れ。 港に戻るまでは完全休止状態...。

港に到着すると、気分はケロっと良くなってました。んー?。まぁのんびりするかぁ...リフレッシュも兼ねてここマジュロまで来てるわけだし、体育会系のようなヘビーなことはいやだぜっ、そうそう忘れてはいけない!今回は「のんびり南の島で過ごす」ことが目標だった!

器材もメッシュバッグに入れたまま、ショップの前でのんびりしてると突然のスコール。それも尋常じゃない降り方...。うー器材洗うのどうしよう....と外に出るのを躊躇して、しばらく海を眺めていると、スタッフのウォルシーが気を利かせてスコールの中、器材の片づけを始めてくれた。
あーありがたや、ありがたや、 スコール中なのにウォルシーの後には後光が差してました。

器材庫でお礼を言ったあと、雨がかなり小降りになったのでログ付けの時間を圭子さんに確認しに行った。するとログ付けはボートが帰ってきてからなので、時間が来たら部屋に電話をくれると言うことでお願いして、小走りでホテルへ直行。シャワーを浴びて速攻寝ました。

電話が鳴ったのでログ付けだなと思って電話をとった...。ぴぃ「HELLO...」、相手「もしもし?XXXですけど」。 ぐぅっ...会社からだった...合掌。仕事の話はここに書くのもつまらないのでパス。しばらくして本当のログ付けのお知らせ電話があった、ホッ。

暫く寝てただけあってすっかり頭痛も無くなり嘘のように快調そのもの。

18時だったかな?ログ付けの為にログブックととある物を持ってショップへ。全員揃ったところでみんなでログ付け開始〜。見た魚の話やポイントの話などをごく普通のログ付けをして終了。ガイドの剛さんにサインをもらおうとログブックを渡すと、ぴぃの写真つきオリジナルログブックの話題になって、過去の写真の話題でちょっと盛り上がった。

ログ付けも終わってとある物の登場である。それはマジュロ滞在一日目にも書いたプロカメラマン「越智 隆治」さんにサインを頂こうと、7月に発売されたばかりの「Be Happy イルカとうたたね」を日本から持ってきたのでした。

事務所でMacに向かって作業されている越智さんに「サインして頂きたいのですけど〜」とお願いしたら即快諾。カウンターで越智さんに本を渡すとパラパラめくりながら、その場に居た圭子さんと自分に「これ(マジュロの)XXXだよ〜」とか解説しながら見せてくれました。

なんで一枚一枚自分の写真集をめくって見ているかと思ったら「あーちゃんと色出てるなぁ...まだ見たことなかったもので...」と(確かにずっとマジュロ滞在でしたし...)、なんと商品を見るのは初めてで、さらに解説付きで得しちゃいました。

あと「体調大丈夫ですか?」 って越智さんにまで気を使って頂いちゃいまして恐縮でした。

さて、一仕事?終わってホテルに戻るとロビーで今日一緒に潜った男性と別のボートに乗っていたユリさんが、「一緒に食事でもどうですか?」とのお誘いの声。ロビー横(=部屋の横)の「タイドテーブル・レストラン」に行くとのことで、荷物を部屋に置いてすぐにレストランへ。

ぴぃはお決まりの白ワイン 、お二人はバドで、お疲れ様の乾杯をし、色々楽しい話(ぴぃ以外のお二人は同じ系列の会社だったり...)をして夜も更けていきました。

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