【2004年4月27日】 【28日】 【29日】 【30日】 【5月1日】 【2日】 【3日】 【4日】 【5日】 【6日】 【7日】 【8,9日】

2004年5月1日(土) マジュロ(滞在四日目)

 さて、今朝はちょっと風はあるものの中々の天気ではありませんか!ということで向かいのスーパーへ今日も買出し。定番になりつつあるパックジュースとハムアンドエッグサンドイッチ、あとはコーラの在庫がなくなったので1本¢55で6本まとめ買い。朝食を済ませ、久しぶりにサングラスをかけて9時前にショップへ。

  いやぁ〜天気がいいと暑いです。今日もボートはマンティー号、メンバーは毎度の6人。ガイドは今日からオーナーの吉居さんです。機材のセッティングもして吉居さんがカメラを持って乗船。カメラは1週間程前に届いたばかりのSEA&SEAのキヤノンEOS kiss Digital用ハウジングDX-300Dのワイド仕様です。

  今日の一本目の発表、「天気がいいのでアクアリウムに行きましょう!」ということで、何故か皆から拍手!。吉居さんはちょっと???な状態でしたが、昨日のベトナム料理の店で皆さんにマジュロのビックポイント・アクアリウムの話をしてたし、やはり雑誌などでも一番良く紹介されている有名ポイントなのだからです。

 アクアリウムは港からボートで40分ほど、カロリン島とイロージ島(バードアイランド)の間のマジュロ環礁唯一で最大のチャネルにあるポイントで、カロリン島脇の水路をドリフトするポイントになってます。またチャネルなので潮の差が大きい時は流れもきつくなるので、事前のブリーフィングで説明されるので良く聞いて予定のコースや注意点を忘れずに覚えましょう。
 さて、ちょっと風が強いのが難点だけど、ボートは陽射しが降り注ぐ中、順調にカロリン島に到着。アクアリウムのポイントはチャネルなので水面は大抵うねっています。なのでカロリン島の島影の風の影響がないところで一度止まってセッティングです。セッティングが終わると続いてブリーフィング。コース取りをスレートに書いて説明です。

  準備が整ったところでポイントへ向かいます。実際にエントリーする場所はブイなど目印が全くないので、ボートキャプテンが周りの地形と距離感を元に探します。最初にガイドの吉居さんがエントリー、OKサインをもらったら全員同時にバックロールでエントリー水中集合です。


ダイブNo:134 ポイント名:アクアリウム
潜水開始:10:43 潜水終了:11:13 潜水時間:30分 最大深度:23.1m 平均深度:15.8m
気温:30℃ 水温:28℃ 天候:曇り時々晴れ 透明度:25〜m

 さてエントリーすると周りは真っ青。でも残念なことにちょっと薄にごりです。

 先頭はガイドの吉居さん。

 リールにブイを付けて牽引しながら移動です。

 途中、なぜか一匹だけクラゲが。

 Aさんはニコノスで煽りながら撮影中。綺麗に撮れたでしょうか?
 最初はリーフに沿って移動。超大きいテーブルサンゴもそこらじゅうにあります。

 その後は一旦リーフを離れて別のリーフまで中層を移動です。

 中層を移動中、左手前方にバラクーダが!

 かなり流れがある中、頑張ってバラクーダに接近。

 ブラックフィンバラクーダ
が80匹ぐらいでしょうか。

 でも追っても追ってもなかなか近づけません...。
 結局バラクーダとの距離は縮まらず...。

 さようならぁ〜。
 遠くのほうにはマダラタルミの大群もいます。写真だと真っ青で殆ど見えないですが、左隅のほうに黒い点々としたのがそうです。

  でもさすがに流れが強くハードなダイビングでした。フィンキックで皆結構ヘロヘロ、運動しすぎでエアーも消費しまくりの状態です。

  あまり長く入ってなかったけど、残圧が厳しくなったようなのでみんな揃って5mで安全停止。全員安全停止が終わるとそろって浮上してBCに吸気。一箇所に固まりボートの方を向いて迎えを待ちます。ボートが来たら順番にエキジット。

  ボートの上に上がるとうねりが強いので機材を降ろしたらそのまま移動、次の準備はボートを止めてからと言うことで。
 今日の水面休息+ランチはNo2の島です。

  いやぁ〜雲が多くて風が強いけど、昨日の天気を考えれば天国です。海はクールバスクリン(笑)だし。

  ここで1時間ほどランチ休憩して2本目は、そのままNo2のポイントで潜ることになりました。


ダイブNo:135 ポイント名:No2
潜水開始:12:36 潜水終了:13:33 潜水時間:57分 最大深度:15.2m 平均深度:9.4m
気温:31℃ 水温:28℃ 天候:晴れ時々曇り 透明度:20〜m

 さて今日は天気がいいので張り切ってエントリー。

 デバスズメダイがごっちゃりと群れてますが、若干透明度に問題が...やっぱりラグーン内も薄にごり状態。

 全員エントリーし終わるまでは砂地をグルグル。

 オビテンスモドキの幼魚が居ましたよ。

 サンゴの隙間を良く探すと、ちっちゃいダスキーアネモネフィッシュの幼魚がちょろちょろと泳いでたりして、超可愛いです。
 サンゴを撮ってみても...やっぱりスッキリしない透明度。

  天気はよくって明るいけど、ブルーの色が濁りでちょっと白っぽいです。
 ワイドがダメならマクロでデバスズメダイを撮っておきましょう(笑)。
 またまたダスキーアネモネフィッシュの幼魚です。

 ん〜可愛いから居るとついつい撮っちゃうのはしょうがないかなっ。
 懲りずにワイドにチャレンジ。
 ん〜やっぱり、ちょっと透明度が難点だなぁ...。魚はいっぱい居るし綺麗なのに。
 だいたい珊瑚が一山あると、こんなふうに群れてます。
 日の光を入れてみたり、トゲチョウチョウウオを入れてみたり...でも薄にごり。
 こういうときは、じっくり構えてマクロ撮影しかないかな。

 でも撮ってるのはデバスズメダイ(笑)。
 でも天気もいいし、魚は多いし、サンゴも綺麗だし、ゆっくりのんびり気持ちいいですね〜。
 なぜか砂地に枝サンゴがたくさんあり、そこにだけ小さめのヨスジフエダイが群れてます。

  外洋に出てもなかなかマジュロではヨスジフエダイを見ることが出来ないのにラグーン内で、それも殆どここ以外の場所で見たことがないという不思議な場所です。
 サンゴを良く見ると、たまにオニヒトデが張り付いてたりします。ただたまにしか見かけないので、大繁殖してる訳でもなく珊瑚には大して被害がなさそうです。

  まぁサンゴがある場所には居るという自然の摂理なので、そっとしといてあげましょう。
 あまりストロボが当たってなくって水色の水玉が綺麗にでてないけど、ミナミダテハゼかな?
 最後まで頑張って撮ってますが...やっぱり薄にごり状態で背景のブルーもイマイチですね。
 水深2メートルぐらいの浅いリーフ上はサンゴがわんさかあって、それは凄い風景です。

 ゆっくり、のんびりのたっぷり1時間ダイビング。いやぁちょっと濁ってるけど気持ちよくって癒されます〜。

  2本目が終わったら一度港に戻ります〜。


ダイブNo:136 ポイント名:タカズコーラルガーデン
潜水開始:15:16 潜水終了:16:10 潜水時間:54分 最大深度:11.8m 平均深度:6.7m
気温:30℃ 水温:28℃ 天候:晴れ時々曇り 透明度:20〜m

 今日は天気がいいので三本目に行きます。一度港に戻ってタンクを積んで別チームで三本目に行く人を乗せて出発。ガイドは剛さん。

 行き先はタカズコーラルガーデン。港から15分ぐらいのポイントです。

 このポイント名、タカズとは写真家の越智隆治(おち・たかじ)さんのお気に入りということで名前が付けられています。

 越智さんといえば写真集「Marshall Is.」を出してる方なので、マジュロに興味があるかたは御存知の方が多いと思います。

  さて、海のほうは若干濁ってますが、まずまずといったところでしょうか。枝サンゴに群れるクジャクスズメダイも綺麗です。

 大きいサンゴの周りはクジャクスズメダイがいっぱい。

 ん〜クジャクスズメダイパラダイスですね〜綺麗〜。
 これ最初遠くて名前が良く判らなかったのですが、ショップに戻って調べたらヒレフリサンカクハゼでした。
 バックと同化して見にくいですが、イトマンクロユリハゼです。

 砂地をじっくり見てるとホバリングしてるのを見つけることが出来ます。
 ん〜これは何ベニハゼかなぁ?と思って後からじっくり調べようと思って撮ったけど、ただのベニハゼのようです。
 タカズコーラルガーデンのアイドル?キューピーちゃんクマノミのハナビラクマノミ

 結構ちゃんと撮れたと思ってたのに他の写真はピンボケだらけ(涙)。

 ほんとのキューピーちゃんは、頭の白線がちょっとカールしててキューピーちゃんヘアーに見えます。
 これは剛さんが見つけてくれた爆走するウミウシ!物凄い勢いで移動してました。

 何か急用が出来たのか?デートに遅れたのか?とにかく凄く足早に移動してました。こんなスピードでウミウシが動けるとはビックリ!!という出来事でした。

  で、このウミウシ君の名前は、オオエラキヌハダウミウシと言います。
 あっ、今回チョウチョウウオの写真少ないですね。一応撮ってはいるんですよ。これはセグロチョウチョウウオ
 最後はキイロサンゴハゼ。ちょっと寄りきれてないですね〜。

 三本目もゆっくり、のんびりのたっぷり1時間ダイビング。天気も良くラグーン内は本当に気持ちいいダイビングでした。


 今日は三本潜ったので、遅めの5時半からみんなそろってログ付け。そしてログ付けが終わり今日の夕飯は?台湾料理屋に行って餃子ということで決定。ただ昨日吉居さんが餃子を沢山注文したので「売り切れてたらゴメン」というオマケつき。

 そう今日5月1日はマーシャル諸島共和国の憲法記念か独立記念日か知らないけどとにかく祝日で、町は年に一度の運動会があったりと結構にぎやかな一日だったようです。

 ということで、今日のメンバーで台湾料理屋へ。お店はホテルから徒歩10分弱、ウリガのドックの近くのデューティフリーの2階にあります。さてこのデューティフリーの店、やはり2階が台湾料理屋ということで中国系の方が経営しており中を覗くと、ちょっと、いやかなり怪しい雰囲気。全員で中を見て回ることにしたのですが...入ったらなんと店の真ん中でマージャンしてました。(一応)客が入ってきたのにマージャンは止まりません。化粧品のことはさっぱりわからないのだけど、どうも日本ではもう売ってない貴重?な商品が置いてあったみたいです。

  怪しいデューティフリーを後に目的の台湾料理屋へ。店は10テーブルほどで、大きい円卓のテーブルに案内されました。先ずはビール!頼んでも全然出てこない...挙句の果てには頼んだ銘柄はなく、キリンが3缶とあとはバドライトのみ。食べ物は餃子は予想はしてたけど「ない」という返事。吉居さんに買い占められたことを恨むことにしました。あっ、ここのテーブルの担当が、これまたシャイな感じでジミー大西風の男性でした。我々は彼を「ジミーちゃん」と呼ぶことになったのでした。

  食べ物は、まぁ普通に中華系のエビチリやら炒め物、揚げ物、チャーハンなどなどを頼みました。メニューは日本語メニューもあるので不便はないです。味は...まぁ中華なので、よっぽどハズレがなければ判断付かないでしょう?極普通においしいです。

 飲んで食べて、今日はショップから直接食事に出かけたのでカメラを持っていたので、全員で記念写真を撮ろうと提案。誰に撮ってもらおうかと考えて、やっぱ「ジミーちゃん」かなっ...とみんなの意見が一致しそうだったので、予定を裏切って隣のテーブルに居た女性に頼みました。それも日本語で!

  実は食事してるときに隣のテーブルの話が、どうも日本語だということに気付いていたのでした。

  ということで写真を撮ってもらい、何をされてるのか聞いてみることにしました。人数は10数名の大グループでみなさん20代前半ぐらいの方が多く、やはり全員日本人。青年海外協力隊の隊員として赴任してきているということでした。それぞれ違う島で学校の先生をしていたりして久しぶりに集合して食事をしているところだったみたいです。

  そうこうしてると、ドーンという音が聞こえたと思うと、皆が窓のほうに行ったので何事かと思ったら花火が上がってました。

  花火が上がることは事前に吉居さんから情報をもらっており、9時からという話だったので食事が済んだら見れると予定してたのです。しかし花火が上がり始めたのは8時45分ぐらい!ん??予定と違う。始まったものはしかたないのでお店から見ることに。

  幸いお店にはベランダがあったのでみんなそこから花火観賞です。時間にして20分ぐらいでしょうか?そんなに凝った花火は上がらないし距離があるので、ちょっとイマイチでした。でもこれは中国系の方が用意して上げてるにしても、ここマーシャルまで来て花火が見れるとは夢にも思っていませんでしたので、いい思い出になりました。

  花火も終わり席に戻ると全てが片付けられており、あとは清算するだけ。ここも一人$15か$17か忘れたけどそれぐらいでした。

 ホテルの部屋に戻り、テレビを見ながら明日の準備などをしてると....外からまたしてドーンという音が聞こえたので、ベランダに出るとまた花火が上がってました。時間は10時過ぎ。2,3発で終わっちゃいました...。ん?余り玉か??。と2つ隣のベランダにはY君が、同じように音に気付いてベランダに出てきたみたいです。お互い「ん〜何だったんだろうね??」と会話を交わし部屋に戻りました。

  今日は天気良かったし、ちょっと風はあるけど夜空も星がいっぱい...と行きたいとこだけど満月に近いのであまり見れず。でも赤道に近いだけあって、日本では南に見えるサソリ座が天頂近くまで上がってました。さて明日も今日みたいな天気がいいなぁ...ということで就寝。

【2004年4月27日】 【28日】 【29日】 【30日】 【5月1日】 【2日】 【3日】 【4日】 【5日】 【6日】 【7日】 【8,9日】

TOPへ
(マジュロ最新情報はブログで公開中)