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最新記事【2006年06月07日】

P8170758-w240.jpg マーシャル諸島は29個の環礁で出来ています。

 環礁(atoll)は幅数十から数百メートルの楕円形の細長い珊瑚礁です。そして環礁の中央部は礁湖(ラグーン)があります。

 では、どのようにして環礁は出来たのでしょうか?突然リング状の島が出来たわけではありません。長い年月をかけて形成された、環礁の成り立ちを解説しましょう。



・環礁の形成過程
plate.gif

 先ず、サンゴ礁とは造礁サンゴと呼ばれる動物の作る、石灰質の骨格が積み重なって出来た海岸の地形です。
 
 そして、サンゴ礁の形は三つに分類されます。
 ・海岸沿いに形成される裾礁(きょしょう)
 ・海岸から距離を置いて並走する堡礁(ほしょう)
 ・中央に島がなく、サンゴ礁のみが環状になる環礁(かんしょう)
 です。

 これらの形を、一つの発展段階であると考えたのが、ダーウィンが1842年に発表した「沈降説」です。

 第一段階:火山の噴火によって島が出来る。その島の海岸に造礁サンゴが定着し、発達すれば裾礁が出来る。
 
 第二段階:島がゆっくり沈降するにしたがって、サンゴ礁は次第に上方に成長する。島本体の海岸線は縮小するものの、周囲のサンゴ礁はそのままの位置や形を保ったまま成長し、島本体とある程度距離を置いて島を取り巻く堡礁となる。

 第三段階:さらに島が沈降し、海面から没してしまうと、海面にはサンゴ礁の環が残る。これが環礁となる。

 この説が証明されたのは、1952年。核兵器実験に際してビキニ島とエニウェトク島で行われたボーリング調査で、1400mの深さから玄武岩層が採掘された=そこまでサンゴ層だったということです。


 もう一つ、重要な点は、なぜ島が沈降するか。それは、プレートテクトニクスの考えで、最近、東海地震などでフィリピン海プレートがとか、太平洋プレートがという言葉を良く聞くのでご存知だと思いますが、海洋プレートは海嶺などでマントルから作られ、水平に移動して海溝の部分で大陸プレートの下へもぐりこんで行くとされています。

 海洋プレート上に島ができるのは、火山が発生するホットスポット(無線LANのポイントではないですよ)から噴出したマグマが元で、プレートが移動するにしたがって、火山活動も収束し、海底も深くなって行くので島が沈降すると考えられています。

hoshou.jpg
堡礁の代表例:ポナペ(ポンペイ)の海岸線。


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